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混血博覧会! 『Part Asian, 100% Hapa』


Part Asian, 100% HapaPart Asian, 100% Hapa
(2006/03/09)
Kip Fulbeck

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混血フェチです。外国人と会うと必ずルーツを尋ねます。有名人のエスニックルーツは大体暗記しています。この感覚を共有してくれる人とあんまり会った事はないのですが、たまに自分並みに詳しい人がいて、いったん民族の出自の話になるともう止まりません。何時間でも語れます。偏見とか差別とは全く関係なく、目の前にいるこの外国人の中には、色んな大陸の間を数千年の時を経たDNAが混ざっているのかと思うと、とても胸が高まります。

メイフラワー号の時にイギリスから逃れてきたピューリタンの血を引き継いでいるのかとか、アイルランド飢饉の時に移住したのか、アメリカ横断鉄道の時に駆り出された苦力なのか、ベトナム戦争の時のボートピープルなのか等、アメリカ人一人一人から、世界史的な妄想力がもの凄く刺激されるのです。

そうした人種ルーツを興味本位で紹介しまくった日本初の書、『人種マニア』が絶賛発売中です。例えばパメラ・アンダーソンがフィンランド+ロシア系アメリカ人だと言われれば、何となく分かる気がしません? 典型的なアメリカのポルノ女優の様な存在ですが、確かにブロンド美人の裏にどことなくフィン人、シベリア人的な要素が見え隠れする気がします。


人種マニア―有名人のエスニックルーツをカリカチュアで大紹介!人種マニア―有名人のエスニックルーツをカリカチュアで大紹介!
(2010/10)
渡辺 孝行

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人種マニア』で有名人のルーツを調査・情報収集しまくっていた時にある日系人研究者に教えて貰ったのが、『Part Asian, 100% Hapa』というアメリカで出版された、混血の写真集です。この本はかなりインパクトがあります。

Hapa」はハワイでアジアと太平洋諸島の混血児の事を表す言葉です。ご存じの通り、ハワイの人口の40%はアジア系で、日系人は12%も占めます。他にもフィリピン、中国、朝鮮系が多いです。白人の中では一番多いのはドイツ系で7%です。

そうすると色んな組み合わせの混血児が誕生して、もの凄い多彩な表情、風貌をした人達が沢山います。そうした多種多様の混血の人達が、自ら被写体になる事を買って出て、それを一大収録したのがこの写真集です。

服を着ない状態で肩から上の顔をドアップで並べ、それぞれの人種ルーツと、なぜそのようなルーツになったのか先祖一家の移住に至るまでの経緯が直筆のメモが書かれており、かなり興奮します。

例えばほとんど典型的なアメリカの白人にしか見えない女の子がいるのですが、Cuban、Japanese、Jewishと書いてあります。キューバと言っても多分スペイン系なのでしょう。ユダヤ人もアシュケナジで、ほとんど白人に近い見た目だったのでしょう。そして日本人の中でもかなり色の白い家系だったのかもしれません。言われなければイギリス系アメリカ人だと思ったと思います。それにしてもなぜこういった組み合わせの国際結婚が成り立ったのか、その背景も気になります。

一方、タイ、メキシコ、アイルランド、ヤクイ(インディアン)、中国系の女子高生がいるのですが、まさに全人類のちょうど真ん中の様な顔立ちをしています。もしグローバライゼーションがより進み、異人種間の混合の割合が高くなれば、この人の様なルックスの人達が平均的な人類の顔になってくる事が想像できます。

人種というテーマは差別とか偏見に直結しやすいですが、むしろすぐそうした事を連想したり、決めつけたり、タブーとして避けたりするのが差別・偏見の表れです。全くそういう気持ちがなければ、そんな事は思いもよりません。「人種=差別・偏見」ではないのです。

異なる人種、異民族間の混血、ハーフ、ミックスは世界史、現代史の複雑な国際関係、世界情勢を考える上で、非常に親近感の沸くテーマで、興味深い研究課題だと思います。
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テーマ : オススメの本
ジャンル : 本・雑誌

tag : Part Asian, 100% Hapa 人種マニア

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プロフィール

ハマザキカク

Author:ハマザキカク
社会評論社のサバカルチャー編集者。チュニジア、フィリピン、イギリス、日本育ち。企画、組み版、カバー、全て一人で行っている。毎日必ず最低一企画は立案している。国際関係、共産趣味、変な物のコレクション、そして珍書を柱に、常時30企画を進めている。

手掛けた作品は
『世界各国女傑列伝』
『敗戦処理首脳列伝』
『ゴム銃大図鑑』
『人種マニア』
『超高層ビビル1・2・3』
『一発朗』
『即席麺サイクロペディア』
『ダメ人間の日本史』
『ダメ人間の世界史』
『ほったいもいじるな』
『エロ語呂世界史年号』
『いんちきおもちゃ大図鑑』
『ニセドイツ1・2』
『アルバニアインターナショナル』
『大使館国際関係史』
『ゴム銃オフィシャルガイドブック』
『時刻表世界史』
『世界の首都移転』
『ファーストフードマニア』
『コーラ白書』
『世界飛び地大全』

等多数。

今までハマザキカク個人名義で書店フェアを9回開催した。ブックファースト梅田店『濱崎誉史朗フェア』、三省堂神保町本店『ハマザキカクフェア』、有隣堂ヨドバシAKIBA『Cool Ja本』『Fool Ja本』マルサン書店『Cool Ja本』ジュンク堂書店新宿店『ゴム銃大図鑑フェア』『松マルクス本舗 松田健二の下で働く濱崎誉史朗が選ぶ共産趣味本』等。

現在有隣堂ヨドバシAKIバカVol4『夏葉原 懐かしい昭和のレトロ本』開催中!!』開催中!

この『Cool Ja本』ブログ2011年度スゴブロ4位受賞!

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