『ネットで見かけた信じられない日本語』が完成!
『ネットで見かけた信じられない日本語』が出来上がりました!

著者は「ネット誤植ハンター」三條雅人さん。副題は「うろ覚え・勘違い・言い間違い・誤植」です。

書店向けFAXDMに本の紹介記事が載っています。

20年ぐらい前までは「活字」は出版社なり、新聞社なりの校閲を経たものしか目にする事がありませんでしたが、ネット社会が到来してから、一般人が気軽にSNSやブログで書き込める様になった結果、信じられない勘違い言葉が大量に出回ってしまっています。それを集めたのがこの『ネットで見かけた信じられない日本語』です。

それでは早速内容紹介に行ってみましょう。まず第一章「当然すみません」。これは「突然すみません」の間違いなのですが、この様に覚えてしまっている人が沢山います。今、実際に検索してみると1280件もヒット。「言うまでもなく申し訳ありません」という意味が込められているのかもしれませんが……。
「当然すみません」検索結果

勘違いが絵になるものは実際、絵にしました。例えば「感情輸入」。これは「感情移入」の事ですね。それと「定員オーバー」を「店員オーバー」と勘違いしている人も多数。

「99割」。これは「9割9分」つまり「99%」の事だと思われます。当初はギャグで言われ始めたフレーズの様なのですが、この様な言い方が自然に溶け込んでしまって、これをそのまま使ってしまっている人達が多数発生している様です。
あと「超高速ビル」。これも言うまでもなく「超高層ビビル」……じゃなくて、「超高層ビル」の事ですが、なぜかこう書き込んでいる人もいるみたいです。

「二十歳こそこそ」。これは「二十歳そこそこ」。こう勘違いしているというのは信じられないですね。

イラスト化は不可能だったけど、トップレベルでウケるのが「レンシレンジ」。これはカバーの検索例にも載っています。「レンシ」って何? しかし実際「レンシレンジ」で検索すると、8470件も出てきてしまうという、悲惨な状況。もちろんギャグとかワザと言っているのも含まれます。
「レンシレンジ」:検索結果

また三條さんは、テレビの誤植を発見するのも得意で、そうしたものも多数収録しています。これは誤植と言えるか分かりませんが、最近増えてきている「えっ-!」というテロップ。発音上無理がある気がします。

コラムも多数用意してます。例えば序数詞ってありますよね。英語では「ファースト」「セカンド」みたいなやつ。これセカンドも「2st」と表記している人が結構いるんです。発音すると「セカスト」?
そんなこんなで全部お見せする訳にはいきませんが、合計で700以上の勘違い言葉を収録しています。2100円でちょっと高いと思われたかもしれませんが、実に384ページにも上り、かなり分厚いです。『ネット誤植辞典』と言っても良いような内容です。

さて実はこの『ネットで見かけた信じられない日本語』ですが、この出版に至るまでの恩人がいます。それは私が以前編集に携わった『ほったいもいじるな 外国人に、声に出して読んでもらいたい日本語』の根本陽一さんです。
『ほったいもいじるな』は5年前に出した、英語のフレーズを組み合わせたら日本語の文章になるという、音声CD付きの珍企画です。
この著者の根本さんと初の顔合わせをした時に、「他にどういうサイトが面白いのか?」聞いたら、三條さんのブログを紹介してくれました。
実は最初にブログを見た時には私の判断能力が鈍く、気に留めていなかったのですが、数年後にもう一度見直して見ると、信じがたい勘違い言葉のオンパレードに衝撃を受け、これは本にした方がいいと気が付いたのです。
メールを見返してみると、私が三條さんに打診したのは2013年の春。根本さんから教えて貰ってから3年後でした。そして企画を開始してから2年経って刊行される訳です。実は三條さんにはかなり早い段階で仕上げて貰っていたのですが、私の方で色々と堰き止められてしまっていて、だいぶお待たせしてしまいました。
それはともかく『ほったいもいじるな』の根本さんの紹介がなければ、出なかったので根本さんには大感謝です。
さてこの本、実は図書館関係から予想以上の注文が入ってきてます。下手すると刊行直後の時点で在庫薄の可能性が出てきてます。
本が発売されるのは来週の7月16日頃です。是非、お買い求め下さい。
それからこの本の刊行に合わせて、公式botが出来ました。是非、こちらもフォローしてみて下さい。
うろ覚えな日本語bot

著者は「ネット誤植ハンター」三條雅人さん。副題は「うろ覚え・勘違い・言い間違い・誤植」です。

書店向けFAXDMに本の紹介記事が載っています。

20年ぐらい前までは「活字」は出版社なり、新聞社なりの校閲を経たものしか目にする事がありませんでしたが、ネット社会が到来してから、一般人が気軽にSNSやブログで書き込める様になった結果、信じられない勘違い言葉が大量に出回ってしまっています。それを集めたのがこの『ネットで見かけた信じられない日本語』です。

それでは早速内容紹介に行ってみましょう。まず第一章「当然すみません」。これは「突然すみません」の間違いなのですが、この様に覚えてしまっている人が沢山います。今、実際に検索してみると1280件もヒット。「言うまでもなく申し訳ありません」という意味が込められているのかもしれませんが……。
「当然すみません」検索結果

勘違いが絵になるものは実際、絵にしました。例えば「感情輸入」。これは「感情移入」の事ですね。それと「定員オーバー」を「店員オーバー」と勘違いしている人も多数。

「99割」。これは「9割9分」つまり「99%」の事だと思われます。当初はギャグで言われ始めたフレーズの様なのですが、この様な言い方が自然に溶け込んでしまって、これをそのまま使ってしまっている人達が多数発生している様です。
あと「超高速ビル」。これも言うまでもなく「超高層ビビル」……じゃなくて、「超高層ビル」の事ですが、なぜかこう書き込んでいる人もいるみたいです。

「二十歳こそこそ」。これは「二十歳そこそこ」。こう勘違いしているというのは信じられないですね。

イラスト化は不可能だったけど、トップレベルでウケるのが「レンシレンジ」。これはカバーの検索例にも載っています。「レンシ」って何? しかし実際「レンシレンジ」で検索すると、8470件も出てきてしまうという、悲惨な状況。もちろんギャグとかワザと言っているのも含まれます。
「レンシレンジ」:検索結果

また三條さんは、テレビの誤植を発見するのも得意で、そうしたものも多数収録しています。これは誤植と言えるか分かりませんが、最近増えてきている「えっ-!」というテロップ。発音上無理がある気がします。

コラムも多数用意してます。例えば序数詞ってありますよね。英語では「ファースト」「セカンド」みたいなやつ。これセカンドも「2st」と表記している人が結構いるんです。発音すると「セカスト」?
そんなこんなで全部お見せする訳にはいきませんが、合計で700以上の勘違い言葉を収録しています。2100円でちょっと高いと思われたかもしれませんが、実に384ページにも上り、かなり分厚いです。『ネット誤植辞典』と言っても良いような内容です。

さて実はこの『ネットで見かけた信じられない日本語』ですが、この出版に至るまでの恩人がいます。それは私が以前編集に携わった『ほったいもいじるな 外国人に、声に出して読んでもらいたい日本語』の根本陽一さんです。
『ほったいもいじるな』は5年前に出した、英語のフレーズを組み合わせたら日本語の文章になるという、音声CD付きの珍企画です。
この著者の根本さんと初の顔合わせをした時に、「他にどういうサイトが面白いのか?」聞いたら、三條さんのブログを紹介してくれました。
実は最初にブログを見た時には私の判断能力が鈍く、気に留めていなかったのですが、数年後にもう一度見直して見ると、信じがたい勘違い言葉のオンパレードに衝撃を受け、これは本にした方がいいと気が付いたのです。
メールを見返してみると、私が三條さんに打診したのは2013年の春。根本さんから教えて貰ってから3年後でした。そして企画を開始してから2年経って刊行される訳です。実は三條さんにはかなり早い段階で仕上げて貰っていたのですが、私の方で色々と堰き止められてしまっていて、だいぶお待たせしてしまいました。
それはともかく『ほったいもいじるな』の根本さんの紹介がなければ、出なかったので根本さんには大感謝です。
さてこの本、実は図書館関係から予想以上の注文が入ってきてます。下手すると刊行直後の時点で在庫薄の可能性が出てきてます。
本が発売されるのは来週の7月16日頃です。是非、お買い求め下さい。
それからこの本の刊行に合わせて、公式botが出来ました。是非、こちらもフォローしてみて下さい。
うろ覚えな日本語bot
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