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『編集者の日録』に寄稿しました。そしてTwitter「#出版求人」についての説明

2012年3月下旬号の『出版ニュース』の「編集者の日録」コーナーに寄稿しました。これは編集者が持ち回り制で、自己紹介や仕事の内容、日頃思っている事を書くコラムです。私は音楽の出版社のスタイルノートの池田茂樹社長から、引き受けました。以下がその記事です。


編集者の日録



リレー形式編集者の日録 no.993

岩波書店のコネ採用問題は、当初の反発とは裏腹に、擁護論が多数を占める様になりました。「紹介状の一つも入手出来なくて編集者が務まるか」という論調です。社会評論社に出版未経験かつノーコネクションで入社した私は、敢えてコネ反対論を張りたいと思います。

まず「出版=コネ」という印象を、学生や世間一般に抱かれてしまうのは業界としてもマイナスです。もともと超高倍率の出版業界に対して、更に疎外感と排他性を感じ、チャレンジしようという気が失せてしまった志望者が相当いるのではないかと思います。

むしろ出版業界で、人脈だけで渡り歩いているコネブローカーの様な人達が、新規参入や世代交代を阻んでいるという弊害を憂慮すべきです。知り合いだというだけで毎度同じメンバーで仕事を独占していたら、ポテンシャルを秘めた新人が実績を作るチャンスは永遠に訪れません。また最近ではSNSにおいて多くの人が「過度な人脈作り」に熱中して、本来の「実績作り」を疎かにしている様に感じています。

私が本当に憂慮しているのは、出版業界が閉鎖的な人脈だけで採用の合否が決まると思われ、学生や若者達に敬遠された結果、十年後、二十年後に業界を担う若手編集者の層が薄くなってしまう事です。従ってネットで浮上した出版の求人情報には全てTwitterで 「#出版求人」というハッシュタグを付けて、配信しています。これをご覧になっている方々もこのタグを使って頂ければ幸いです。

私自身はたまたま失業中に、ハローワークと朝日新聞で社会評論社が求人を募集しているのを見かけて、運良く入社できました。それまでは出版社に入社し、編集者になろうと思った事もありませんでした。しかしこうして「編集者の日録」に寄稿するにまで至っている訳です。どこにどういうチャンスが、そして人材が潜んでいるか分かりません。出版社の採用は紹介状なしに、門戸を閉ざすことなく広く公募で募集するべきだと考えています。

社会評論社 濱崎誉史朗




何だかやや偉そうな感じにも見えなくもありませんが……この時は世間では岩波のコネ採用問題が話題になっていたのです。


Twitterで私の事を見ている方はお気づきかもしれませんが、数ヶ月前から出版社の編集者や営業マンの求人情報を発見したら、すぐ「#出版求人」というタグを付けて、Retweetしています。一度これについてきちんと説明しないといけないなと思っていたので、今回記します。


私が「#出版求人」を配信しようと思った動機は、この「編集者の日録」で書いた通りですが、最初の頃は公式RTでやっていました。しかしHootsuite等、Twitterのクライアントソフトによっては、公式RTが表示されず、見逃されやすいという問題点がありました。


また会社によっては既に「#shuppan」や「#kyujin」「#出版」「#求人」等と言ったハッシュタグを付けて、発信しているところもあったのですが、検索して見れば分かる通り、別業界のものが多かったり、スパムが多く、全く機能していませんでした。


そこで新たな捕捉しやすいハッシュタグを実験的に作って、RTしようと思いました。それが「#出版求人」です。全ての求人情報をずっと画面を見張りながらその都度検索している訳ではなく、Twitter検索の演算子を複数合わせ、そして幾つかのキーワードやユーザーをミュートする事によって、非常に効率的にキャッチしています。それほど頻繁には出てこないので、一日に3,4回、そのリアルタイム検索のタイムラインを確認するだけで分かります。


また「#出版求人」というタグはAtokで「シュ(shu)」と変換すると出てくる様にしているので、入力するのも0.1秒ぐらいで済みます。


一応リンク先は人の目で確認しないと、スパムになる可能性が高いので、プログラミングのbotは断念しました。しかし個人的にも色んな出版社の求人は見ていて面白いし、参考になります。またこの作業自体がその都度合計しても数秒で出来てしまうので、全く負担ではありません。


そしてお陰様で「#出版求人」がかなりRTされる様になってきてから、自然と最初のTweetでこのタグを付けてくれる出版社も増えてきました。どうかご活用頂ければ幸いです。


ただ少し自分が申し訳ないと思っているのが、公式RTではなく、引用RTにならざるを得ない事です。タグが入りきらない時は数文字削る必要が出てくる事もあります。また一番最初のTweetが公式RTされないのも、申し訳ないです。これに関しては予めお詫び申し上げます。


「#出版求人」が定着してきたら、私も止めるかもしれません。あるいは先にスパム・ノイズだらけになる可能性もあり、その時はまた別のハッシュタグで配信するかもしれません。


以上、「#出版求人」についてご理解とご協力頂ければ幸いです。また出版とは全く無関係のフォロワーの皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございません。


それからこの「編集者の日録」ですが、私が後にバトンタッチしたのは講談社インターナショナルの元編集長で現在The Top Line Creative Agency代表のバリー・ランセットさんです。このコラムで初の外国人だったそうです。



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tag : 出版求人 編集者 募集 マスコミ求人

プロフィール

ハマザキカク

Author:ハマザキカク
社会評論社のサバカルチャー編集者。チュニジア、フィリピン、イギリス、日本育ち。企画、組み版、カバー、全て一人で行っている。毎日必ず最低一企画は立案している。国際関係、共産趣味、変な物のコレクション、そして珍書を柱に、常時30企画を進めている。

手掛けた作品は
『世界各国女傑列伝』
『敗戦処理首脳列伝』
『ゴム銃大図鑑』
『人種マニア』
『超高層ビビル1・2・3』
『一発朗』
『即席麺サイクロペディア』
『ダメ人間の日本史』
『ダメ人間の世界史』
『ほったいもいじるな』
『エロ語呂世界史年号』
『いんちきおもちゃ大図鑑』
『ニセドイツ1・2』
『アルバニアインターナショナル』
『大使館国際関係史』
『ゴム銃オフィシャルガイドブック』
『時刻表世界史』
『世界の首都移転』
『ファーストフードマニア』
『コーラ白書』
『世界飛び地大全』

等多数。

今までハマザキカク個人名義で書店フェアを9回開催した。ブックファースト梅田店『濱崎誉史朗フェア』、三省堂神保町本店『ハマザキカクフェア』、有隣堂ヨドバシAKIBA『Cool Ja本』『Fool Ja本』マルサン書店『Cool Ja本』ジュンク堂書店新宿店『ゴム銃大図鑑フェア』『松マルクス本舗 松田健二の下で働く濱崎誉史朗が選ぶ共産趣味本』等。

現在有隣堂ヨドバシAKIバカVol4『夏葉原 懐かしい昭和のレトロ本』開催中!!』開催中!

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