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『週刊大衆』2011年10月10日で『いんちきおもちゃ大図鑑』のいんちき番長登場。ハマザキカク中国語あとがきも!

週刊大衆 いんちきおもちゃ大図鑑

少し遅れましたが『週刊大衆』で『いんちきおもちゃ大図鑑』のいんちき番長が取材されています。それに合わせていんちき玩具の特集記事が組まれました。


「インチキ玩具とパクリ商品は別物です。パクリ商品は、消費者を騙しますが、インチキ玩具は元のキャラクターを土台とし、製作者が技術や知恵を駆使して作りあげる、ある意味、オリジナリティがあるものなんです」
こう語るのは、アジア玩具研究家のいんちき番長氏だ。



全く同感です。たまにこの本、中国・朝鮮蔑視の観点から紹介されるのですが、編集した私やいんちき番長のスタンスはそれとは異なり、一つの特異な文化現象として、記録に留めておこうというのが基本的な姿勢です。


ずっと日本に住んでいて、日本から出た事がないと気が付きませんが、日本こそ世界有数のパクリ大国。例えばアメリカ人はポカリスエットをコーラの赤が青に変わっただけ、モスバーガーはマクドナルドの真似にしか見えないらしく、言われてみればその通り。


いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具いんちきおもちゃ大図鑑―中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具
(2009/10)
いんちき番長、加藤 アングラ 他

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考えてみれば日本は西洋の文化だけでなく、中国や外国の文化を取り入れて、独自に発展させてきました。和洋折衷と言いますね。ラーメンや漢字だって、中国から借用して、日本流に工夫してきたものです。ですので『いんちきおもちゃ大図鑑』が中国バッシングの良い材料として扱われるのは不本意。


改革開放を経て今現在、中国は大量に諸外国の消費財、文化財を摂取しているところです。中には露骨な模倣品もありますが、少しずつ中国オリジナルのキャラクターグッズやアニメも誕生してきているみたいです。


音楽でも中国独自のシーンが発展しつつあり、Be PersecutedやZuriaakeと言ったプリミティブ・ディプレッシブ・ブラックメタルがそれなりのオリジナリティーを発揮し、世界的に人気を博している様です。




済南市で1998年から活動しているディプレッシブ・ブラックメタルZuriaake。ジャケットは水墨画、歌詞は漢文と、かなりエスニックなテイストになっているが、海外のファンも多い。




天津のブルータルデスメタルThe Dark Prison Massacre。荒削りだが悪くない。DevourmentやDisgorgeから影響を受けたと公言しており、世界の潮流を把握している。


いずれ中国発のアニメが日本のアニメやおもちゃに影響を及ぼす事も大いに有り得るでしょう。今その途中経過として、こういう現象を大目に見守りたいところです。そしてこの様なニセ玩具も数十年経ったら貴重な資料になると思い、『いんちきおもちゃ大図鑑』として出版したのでした。


以下が『いんちきおもちゃ大図鑑』のあとがきと、その中国語版が出た時に尖端出版の劉惠卿さんに送って貰った中国語訳です。


この本の出版依頼を送ったのが、2008年4月ごろ。企画集めに必死だったころである。そして今も必死に集めまくっている。自分は常に、集めている人を集めているのだ。コレクターコレクターなのである。
そのコレクターの中でも、集めている対象がもっとも良い意味で、クダラナイのが、いんちき番長だ。何しろご覧の通り、いんちき番長が集めているのは、日本では普通には売っていないおもちゃなのである。
ただクダラナイと言っても、このコレクション、ギネスブック記録級の重要文化財である。ここまで集めるには相当の執念、知識、行動力、人脈、そして財力がないと出来ないだろう。また財力と言っても、金の額が物を言う、絵画や骨董品のコレクションとは決定的に異なる。入手困難であるどころか、作ってはいけないもの、売ってはいけないものを、ここまで集める事が出来たのは、この世でいんちき番長しかいないはずだ。前代未聞、空前絶後、余人に代え難いコレクターである。
本来はこうしたいんちきおもちゃは、決して日の目を見る事のない、日陰者である。しかし、真似されたおもちゃをよく見つめると、創意工あとがき編集後記夫、文化的背景、経済格差、感受性の差異など、日出ずる国と目覚めた獅子の、誤解と相克と愛情が凝縮されているのが分かる。
ここで誰かがこうして形にしておかなければ、これらのおもちゃはタブーとして、あるいはガラクタとして、永遠に闇に葬り去られてしまったかもしれない。時が経てば、立場が逆転したり、互いの文化が融合・発展し、我々が何を笑い飛ばしていたのか、何をいんちきだと思っていたのかすら、分からなくなる恐れもある。私は同時代を東アジアで生きる者として、いんちき番長のコレクションを、後世に残すべき貴重な資料として、出版しなければいけない使命を感じた。

社会評論社:濱崎誉史朗



編輯後記
提出撰寫這本書的委託案,是在2008年4月的時候,當時可說是拼了命地努力收集相關資料,當然現在也是同樣拼了命地到處收集。老實說,自己算是一個不斷收集正在收集的人,換言之就是收藏家的收藏家。
然而在所有的收藏家之中,收藏對象可說是最有意義卻又最沒事找事做的人就屬山寨番長了。畢竟就如各位所見,山寨番長所收藏的東西,可是平常在日本購買不到的玩具呐。
只不過就算說他沒事找事做,這個系列的收藏品仍然是可以榮登金氏世界紀錄的重要文化資產。畢竟能夠收集到這種地步,沒有過人的執著、知識、行動力、人脈以及財力根本就辦不到。雖然說有財力,正所謂有錢能使鬼推磨,與名畫、古董相比當然有決定性的差異。先不說取得來源困難,像這種不能製作、不可販售的東西能夠收集到這種程度,在這個世界上絕對就只有山寨番長一個人而已,完全可說是前所未聞、空前絕後、無人能夠取代的收藏家。
像這種山寨玩具,原本都是一些不見天日的地下商品,但是卻能夠讓人感受到這確實是有在仔細地觀察模仿,進而加上創意、文化背景、貧富差距、感受差異等元素,宛如濃縮了日出之國與覺醒雄獅之間的誤解、相剋以及愛情。
如果沒有人以如此形式來進行介紹,這些玩具說不定就會被當成是一種禁忌,或是垃圾而永遠被抹殺在暗之中。只不過假以時日說不定還會立場顛倒,在文化相互融合以及發展之下,很可能就連我們在嘲笑什麼、什麼是山寨版也都會分不清楚。身為這個時代的東方亞洲人一份子,深深地感受到自己所背負的使命,就是將山寨番長的收藏品集結成冊,成為珍貴的資料流傳於世。

社會評論社:濱崎譽史朗




いんちき番長に後書きに私も書いてくれと言われて書いたら、「良い文章だ」と褒められました。もっとふざけた事を書くと思っていたみたいです。この後書きは色んなところで評判がいいみたいです(笑)。日中、日台親善に繋がれば嬉しいですね。


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tag : 中国 パクリ いんちきおもちゃ大図鑑 いんちき番長

プロフィール

ハマザキカク

Author:ハマザキカク
社会評論社のサバカルチャー編集者。チュニジア、フィリピン、イギリス、日本育ち。企画、組み版、カバー、全て一人で行っている。毎日必ず最低一企画は立案している。国際関係、共産趣味、変な物のコレクション、そして珍書を柱に、常時30企画を進めている。

手掛けた作品は
『世界各国女傑列伝』
『敗戦処理首脳列伝』
『ゴム銃大図鑑』
『人種マニア』
『超高層ビビル1・2・3』
『一発朗』
『即席麺サイクロペディア』
『ダメ人間の日本史』
『ダメ人間の世界史』
『ほったいもいじるな』
『エロ語呂世界史年号』
『いんちきおもちゃ大図鑑』
『ニセドイツ1・2』
『アルバニアインターナショナル』
『大使館国際関係史』
『ゴム銃オフィシャルガイドブック』
『時刻表世界史』
『世界の首都移転』
『ファーストフードマニア』
『コーラ白書』
『世界飛び地大全』

等多数。

今までハマザキカク個人名義で書店フェアを9回開催した。ブックファースト梅田店『濱崎誉史朗フェア』、三省堂神保町本店『ハマザキカクフェア』、有隣堂ヨドバシAKIBA『Cool Ja本』『Fool Ja本』マルサン書店『Cool Ja本』ジュンク堂書店新宿店『ゴム銃大図鑑フェア』『松マルクス本舗 松田健二の下で働く濱崎誉史朗が選ぶ共産趣味本』等。

現在有隣堂ヨドバシAKIバカVol4『夏葉原 懐かしい昭和のレトロ本』開催中!!』開催中!

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