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相田くひを著『ココロピルブック 抗精神病薬・抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬・気分安定薬データベース』完成しました!

うつ病や向精神薬、そして自殺研究で知られる相田くひをさんの『ココロピルブック 抗精神病薬・抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬・気分安定薬データベース』が完成しました! 中身を写真を交えて紹介しましょう!

ココロピルブック

白をベースとした鮮やかなデザインに。

ココロピルブック

ちょっと分かりにくいですが、タイトルの部分がベベル加工に。


ココロピルブック

カバーを取ったところの表紙はこんな感じです。


ココロピルブック

本扉。「薬はツールにすぎない」という相田さんからのメッセージが記されています。本書ではあくまでも向精神薬をプラグマチックに捉えるという姿勢が一貫しています。


ココロピルブック

目次ですが、この本では116種類の向精神薬が載っており、その中には開発中や日本では未発売のマニアックなものまで収録されています。


ココロピルブック

冒頭には処方箋をパロディ化した、本書のガイドライン的なモノが。


ココロピルブック

第一章の「抗精神病薬」の扉。


ココロピルブック

まずはこのカテゴリーの薬の系統図が載っています。どういう薬から派生してきたのか、似ているのかなどが一目瞭然。相田さんは器用な人で、この図はそのまんま相田さんが作ったものを掲載しています。


ココロピルブック

基本的なフォーマットはこんな感じ。「116種類に上る薬の開発国、開発会社、初販売国、販売年、日本での発売年、日本でのメーカー、一般名称、化学構造図、作用時間、等価換算、容量、CYP、薬理プロフィール、薬剤添付文書の適応症一覧、同じ製品の海外での販売名、ジェネリック薬品名、特徴」が載っています。あまりにもマニアック! これ以上知りたい事あるのか?というレベル。

同じ薬の諸外国での名称まで載っているという、色んな意味で親切極まりない情報。ジェネリック薬品の名称も。


ココロピルブック

特に解説を更に詳しく要する薬については、定型的なフォーム以外にも別ページを設け、そこで文章が継続して載っています。開発エピソードが面白かったり、社会的に話題になった薬などの話が登場し、向精神薬服用者や精神障害マニアでなくとも興味深い話が沢山。


ココロピルブック

各章末では等価換算表のグラフも。

ココロピルブック

90年代アメリカで一世を風靡し、その話は日本まで伝わってきたプロザック。やせ薬だとか、性格を変えるだとか色々と誤解も。


ココロピルブック

個人的に興味深かったのが共産主義体制下のハンガリーで開発された自律神経失調症薬グランダキシン。


ココロピルブック

もはや国民薬とも呼ばれるデパス。こうしたメジャーなものももちろん紹介してます。

ココロピルブック

インデラルというヴァイオリニストが演奏前に服用するという、緊張を解きほぐす薬。

ココロピルブック

マイスリーという10~20分ぐらいで眠りに入るという、別の用途で用いられがちな、超高速の睡眠薬。

ココロピルブック

ハルシオンという、「幻覚作用がある」とされたりして、メディアで大バッシングを受けた睡眠薬。日本でも「ドラッグ感覚で服用する若者がいる」とされ、社会問題となった。


ドリエル

一般の薬局で市販されている睡眠薬ドリエルも詳しく分析。

ココロピルブック

リーマスという薬は、日本軍の捕虜となっていた事もあるオーストラリアの軍医が、偶然たまたま単なる炭酸リチウムが、双極性生涯を抑える効果があると発見したもの、という歴史的に面白い話も。

ココロピルブック

戦後、社会問題となった覚醒剤ヒロポン。今でも重度のナルコレプシー治療薬として使われている。などなど、こうしたありとあらゆる向精神薬が紹介されている訳です。


ココロピルブック

巻末にはかなりの量の参考文献が。どれだけのソースから調べたのか、その調査量の膨大さが計り知れます。


相田くひをさんが1999年に記された『薬ミシュラン』は刊行当時、精神障害を患う人達の絶大な支持を受けました。その後、紆余曲折あり、社会評論社から16年の時を経て、時代の状況に合わせ、完全リニューアルした形として『ココロピルブック』が完成した訳です。ここまでマニアックにそれぞれの向精神薬のデータを集めた本は今までなかったでしょう。


3月4日頃発売ですので、是非、お買い求め下さい。


このブログ記事で紹介したのは特に目立つヘンなのばかりなので、本書で収録している向精神薬の名前を全て以下に載せます。

コントミン
レボトミン
ピーゼットシー
フルメジン
ニューレプチル
セレネース
プロピタン
オーラップ
スピロピタン
インプロメン
トロペロン
ドグマチール
バルネチール
エミレース
デフェクトン
クロフェクトン
クレミン
アポプロン
ホーリット
クロザリル
ロドピン
ジプレキサ
セロクエル
リスパダール
インヴェガ
ルーラン
エビリファイ
ロナセン
トフラニール
アナフラニール
トリプタノール
スルモンチール
ノリトレン
アンプリット
プロチアデン
アモキサン
ルジオミール
テトラミド
テシプール
レメロン
デジレル
サーゾーン
プロザック
ルボックス
ジェイゾロフト
パキシル
セレクサ
レクサプロ
トレドミン
エフェクサー
プリスティク
サインバルタ
ウェルバトリン
オーロリックス
コントール
セルシン
メンドン
レスミット
レキソタン
ワイパックス
セレナール
セパゾン
メレックス
コレミナール
グランダキシン
マイスタン
エリスパン
メイラックス
レスタス
リーゼ
デパス
ソラナックス
ブスパー
セディール
アタラックス-P
インデラル
ミケラン
ネルボン
ダルメート
ソメリン
ドラール
エリミン
ロヒプノール
ユーロジン
ハルシオン
レンドルミン
エバミール
リスミー
アモバン
ルネスタ
マイスリー
ソナタ
ロゼレム
ベルソムラ
フェノバール
イソミタール
ラボナ
ブロバリン
ベゲタミンA
ドリエル
リーマス
テグレトール
デパケン
リボトリール
トピナ
ラミクタール
ヱフェドリン「ナガヰ」
ヒロポン
リタリン
コンサータ
モディオダール
ストラテラ
エスタロンモカ
ヒベルナ
アーテン
アキネトン

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tag : ココロピルブック 相田くひを 薬ミシュラン

プロフィール

ハマザキカク

Author:ハマザキカク
社会評論社のサバカルチャー編集者。チュニジア、フィリピン、イギリス、日本育ち。企画、組み版、カバー、全て一人で行っている。毎日必ず最低一企画は立案している。国際関係、共産趣味、変な物のコレクション、そして珍書を柱に、常時30企画を進めている。

手掛けた作品は
『世界各国女傑列伝』
『敗戦処理首脳列伝』
『ゴム銃大図鑑』
『人種マニア』
『超高層ビビル1・2・3』
『一発朗』
『即席麺サイクロペディア』
『ダメ人間の日本史』
『ダメ人間の世界史』
『ほったいもいじるな』
『エロ語呂世界史年号』
『いんちきおもちゃ大図鑑』
『ニセドイツ1・2』
『アルバニアインターナショナル』
『大使館国際関係史』
『ゴム銃オフィシャルガイドブック』
『時刻表世界史』
『世界の首都移転』
『ファーストフードマニア』
『コーラ白書』
『世界飛び地大全』

等多数。

今までハマザキカク個人名義で書店フェアを9回開催した。ブックファースト梅田店『濱崎誉史朗フェア』、三省堂神保町本店『ハマザキカクフェア』、有隣堂ヨドバシAKIBA『Cool Ja本』『Fool Ja本』マルサン書店『Cool Ja本』ジュンク堂書店新宿店『ゴム銃大図鑑フェア』『松マルクス本舗 松田健二の下で働く濱崎誉史朗が選ぶ共産趣味本』等。

現在有隣堂ヨドバシAKIバカVol4『夏葉原 懐かしい昭和のレトロ本』開催中!!』開催中!

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